名水とコモンが育む“新しい分譲住宅”『CHIME白州』の開発プロジェクトリリースから約1ヶ月が経った8月2日(金)。前年12月に開催した1日移住体験ツアーの続編企画として、「めぐる白州出張Night@東京〜白州町の有機野菜と日本酒を味わう田舎暮らし座談会」を開催しました。
今回は特別に東京都文京区の『千駄木露地』へ舞台を移した出張移住体験イベント。「都内でも白州町と『CHIME白州』の魅力を感じてほしい」という新たな試みでしたが、当日は多くの方々が足を運んでくださり、美味しい料理と実りある移住座談会を楽しむことができました。
山梨県北杜市の老舗建設会社「株式会社 巧光建設(たくみ建設)」が手がける分譲住宅。「集まり、くらす」ことをコンセプトに、5つの住宅と店舗棟が共有畑やコモンスペースで緩やかに繋がり、名水と自然に恵まれる南アルプスの麓で、人と人との“心地よい繋がり”を感じる新しい暮らしを提案する。
当日ご来場いただいたのは、年代・性別・境遇も様々な14名の皆さん。『CHIME白州』を手がける株式会社 巧光建設代表・小石雅之(こいしまさゆき)さんによる挨拶を冒頭に、当イベントのコーディネーターであるコミュニティビルダー・辻 麻梨菜(つじまりな)さんから白州町の魅力が語られます。
白州町出身で地元と東京の「里帰り二拠点生活」をしている辻さん。自身の思い出などを振り返りながら、日本百名山のひとつ「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)や、名水百選に選ばれる「尾白川」など、雄大な自然とそれらが育む水や農作物のポテンシャルの高さが伝えられます。
参加者の方が特に関心を寄せていたのが、水と人。「コンビニで水を買ったことがない」「日中鍵をかけなくてもいいぐらい治安がいい」と、当然のように話す辻さんの言葉に、思わず声を上げている参加者さんも見受けられました。いい水がいい人・コミュニティを育む。『CHIME白州』を作り上げていく上で大切にしているテーマのひとつです。
白州町の銘酒「七賢」と彩り豊かなベジデリプレートに舌鼓を打ちながら、プログラムは先輩移住者のトークセッションへ。今回料理を提供してくれたデリカテッセン『koma』のオーナー・小野 絢子(おのあやこ)さんと、有機農家・中嶋 勇一郎(なかじまゆういちろう)さんが登壇します。
高校卒業から長らく勤務していたアパレルメーカーの販売員を退職し、2015年に白州町へ移住したという中島さん。以前から興味があった“食”を学んでいく中で農業に辿り着き、『白州杜苑』という屋号で、農薬や化学肥料に頼らない有機農業を営んでいます。
「白州にいると気持ちがいいし、ちょっとしたストレスがないんです。確かに娯楽もない田舎なんですけど、逆説的に考えると、都会はストレスが多いからこそ発散させる娯楽も必要なんだと気付かされました」
ヒグラシの声を聞き、綺麗な夕焼けを眺め、仕事終わりに外でお酒を飲む。そんな都会ではできない暮らしが、白州町ではごく当たり前の日常です。充実した自身の暮らしぶりを話す中島さんの言葉に、参加者の皆さんは真剣に聞き入っていました。
次に『koma』のオーナーである小野 絢子さんのトーク。地元の高校を卒業後、大学進学のため上京。卒業後、営業職として企業で勤務を続ける中でマクロビオティックに出合い、料理と語学を学ぶため渡英し、デリカテッセン「Ottolenghi」(オットレンギ)に所属。ヘッドシェフを務めたのち2023年に帰国し、北杜市で採れた旬の野菜とフレッシュソイミートを中心としたデリカテッセンをオープンさせました。
「私が好きな白州の季節は春です。田植えが終わった頃の一面グリーンな田園風景と、山と青い空が本当に美しいですね。昨年の10月にロンドンから帰ってきたんですが、帰国にあたってお別れする予定だったパートナーを故郷へ案内したら、とても気に入ってくれて。この風景や環境のおかげで二人揃って移住することになったんです」
自分のお店を開きたいと思った時にも、良質な野菜や水に恵まれている白州町より条件の適した場所はないと思ったそう。美しく豊かな自然はもちろん、その環境から恩恵を受ける産物の豊富さも魅力です。
その他地域のコミュニティや働き口に関してなど、実体験を交えた興味深いトークが展開されました。
プロジェクトパートナーであり、グッドデザイン賞など数々の受賞歴のある一級建築士の稲山貴則(いねやまたかのり)さんに登壇いただき、『CHIME白州』のコンセプトや設計について語っていただきました。
コミュニティ作りのきっかけになる場として、店舗棟や、敷地内に自然の地形を利用した共有の広場・畑を設け、開かれた公園のような共有エリアを計画。単なる住宅地としての位置づけではなく、周辺住民とのコミュニティを育む場作りを目指すのが『CHIME白州』です。
野菜がたくさん穫れたらお裾分けをし、玄関先で顔を合わせたら井戸端会議が始まる。そんな古き良き田舎の風景を『CHIME白州』という“新しい村”が体現していきます。
「CHIME白州の分譲住宅」についてもっと詳しく
https://chime-hakushu.com/about/
終始和やかなムードに包まれる会場内。歓談タイムとなると、参加者の皆さんは美味しい日本酒を片手に、理想とする新しい暮らしについて語り合っていました。
「水が綺麗なところに住みたい」
「環境や文化の豊かな地域に住みたい」
参加者の皆さんが思い描く“移住像”は様々でしたが、皆さんが共通して移住先に期待していたのは、水と地域環境でした。白州町には大手天然水メーカーも工場を構えるほどの恵まれた水や自然と、移住者を温かく迎え入れる地域性がある。
一方で、中には生活の拠点となる住まいが見つからないという声も。賃貸や中古住宅も少ない白州だからこそ、今回のプロジェクトが突破口となると期待の声が寄せられました。
「フランクに色々おはなしが聞けて、お料理もお酒もおいしく大満足です。小淵沢で移住先を探していたのですが、白州知らない魅力もわかったので視野に入れたいです、chime素敵ですね」
「自然が豊か・居住者が地域を大好きで活気がある・ご飯が美味しい・アクセスの良さ…といった事柄は、私が移住を考える際に注目している項目になるので、白州町はその点とても魅力的だと感じました」
事後アンケートでもたくさん好評の声をいただいた本開催。少しでも白州町の魅力を感じていただけたなら幸いです。9月7日(土)には、さらにそのポテンシャルを肌で感じていただけるよう、白州町現地で「めぐる白州 2024夏〜名水と緑に触れる移住体験ツアー」を開催します。自然の中でのびのびと過ごす1日を通じて、未来の暮らしを考えるきっかけをご提供。名水百選の尾白川や南アルプスの山々を散策しながら、ゲストスピーカーの移住体験談を聞くことで、実際の移住生活をリアルにイメージしていただけるイベントとなっています。
今後とも白州町の魅力をお伝えできるよう様々な企画を行っていきますので、ぜひチェックしていただけますと幸いです。